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     下校途中

「じゃあねーばいばーい。」
いつもと同じところで友人と別れ、一人で帰る。
私は青春学園の三年生。
友人曰く精神年齢は12才だそうだ。
なんか悔しいぞ。

学校は青学なんだけど家は不動峰の近くにあって。
というか不動峰の校門の真ん前を通るので、たまに練習帰りの橘さんと愉快な仲間達に会う。
そんなときは結構一緒に帰るんだよ。

其れが日常だったんだけど・・・

「うあっ!!」
テニスコートの方から叫び声が聞こえてきて、驚いた私はテニスコートへ走った。
他校の生徒だけど、この際気にしてられない。

「ケビンが来たと、越前リョーマに伝えとけ。」
私がついた時は石田君が倒れてて、なんか見知らぬ外国人の子が居た。

「ちょっと!!」
「Me?」
「そうよ、石田君に何て事・・・」
「あんた此処の生徒じゃないよね?その制服は青春学園?ちょうどいいや、ちょっと付き合って。」

ヒトの言葉を遮って置いて一方的に話してしかも拉致らないで下さいー!!!
「あー!!石田くーん!!!」

「で、越前リョーマは何処にいんの?」
「???えち?」
近くの公園まで拉致られて、いきなりの質問に戸惑った。
「あんたの学校の一年で、テニス部の・・・」
「ああ、あいつ!」
噂の生意気ルーキーノット純情少年ね!(なにそれ)

「知ってるの?あんたの学校のヒト、教えてくれなかった。」
「知ってる知ってる!」
知ってるも何もマネージャーでない私を合宿に連れていこうとした張本人だし?
「Really?」
「Yes!」
「別に乗らなくて良い。で、そいつの居場所は?」
「・・・・・・・・・」
なんかむかつくわ、このちびっ子。
石田君がぼろぼろだったのも有るけど。
無駄に美少年だし。

か ら か っ て み よ う

「名前も知らないちびっ子に教える義理はありませーん。てゆーかボクいくつよ?」
あ。眉間にしわが寄った。
「誰がボクだ!俺は中一だ!!」
「中学一年生のおにーさんなら自己紹介はできますねーvv」
あ、さらに眉間にしわ。可愛い顔がだいなしだわ。
「のやろいい加減にしろよ!てめーこそ幾つだよ!」
反応が可愛い・・・!!越前ならこんな風になんないよ!可愛ーvv
「レディーの年齢を聞くなんて!」
「レディーなんて何処にもいやしねぇよ!!」
「ひどいなぁ此処に・・・」
「ふざけんなっ!!!!」
あ、キレちゃったか・・・な。
やっぱり男の人の怒鳴り声って怖いなぁ。って思う余裕は有るけど。

「ごめんごめん。ちょっとからかっただけ。私は。中三。で、あなたは?」
「・・・・・・ケビン・スミス。」
なんか罰が悪くなったっぽく今度は素直に答えてくれた。

「ケビンくん?」
「ケビンで良い。」

「あのね。越前は今選抜メンバーと強化合宿に行ってるの。あと3日はしないと帰ってこないよ。」
「・・・・・・・・・・何処でやってる?」
「そこまではちょっと。」
肩を竦ませてお手上げというポーズを取る。

「そうか。・・・悪かった。」

ああ、なんか嬉しい気がする。
謝ってくれたってのもあるけど、なんか。

「ねぇ、ケビン?このあと暇?」
「何。」
「近くに知り合いのアイスクリーム屋さんが有るんだけど。奢るよ?」
怒らせちゃったお詫びと言ってケビンを誘う。
「一応俺はアメリカ育ちんなんでね、女に奢られるような事はしないぜ。」
俺が奢る。そう言ってこっちに近づいてきて。


そのまま、キスをされた。


「け、けけけけケビッ!!!///////!?」
「むこうじゃ挨拶なんだけど。まあここは日本だから、親愛の印ってことで。」
にやりと笑うとアイスクリーム屋の場所を促してきた。
なんか、親愛って言うか仕返しって感じ。
やっぱこのちびっ子むかつくー!!!!!!


@@@@おまけ@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
「おじさーん!こんにちは!!ストロベリーとミント、コーンで二つ下さい!」
「おうちゃんお客連れかい?・・・・迷子でも拾ったか?」
ああ、またケビンの怒りパラメーターが!・・・ってあれ?
「こう見えても俺は中一だ。それに迷子じゃなくての彼氏。」
え!?そうなの!?いつから!?
「ほーやるねぇちゃん!!金髪美人さんゲットかい!」
「え?あ、ち、違っ!!」
「照れるなよ、?」

あっはっはっはっは

やっぱりこいつには勝てんのかぁぁあぁぁ!?


それはある日の下校途中の出来事。
偶然に起きた、今では私の大切な思い出の一つ。

皆さんも、奇跡を信じてみては?
それではみなさん、良い奇跡を。


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勢いで書きました。
何故にこのような意味不明なモノが出来たかと言いますとですね。
アニプリを見ててケビンに惚れたのですがそれはどうでも良くてですね、
道場破りならぬ部活破りをしているケビンさんに誰一人として選抜合宿の事を教えてあげてないのですよ。
なんか一生懸命に探してるのに。越前にだけケビンの情報が入って不公平だろ!?
ってなわけで貴女にケビンに教える役割を果たして頂いた訳です。
                               2004 . 9 . 10

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会員26 中断皇雅さま より頂きましたvvわーい。ケビン夢だぁーvv
リョーマ並の生意気さを持つアメリカルーキー!><
キザなとことかあってかっこいい☆
素敵な作品有難う御座います!!><
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