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[ ホワイトチョコレート ]


バレンタイン前日


「オイ。何やってんだよ。」
「あらケビンじゃない。これ?リョーマに贈るのよ。日本まで届けてもらうの。」
「は?越前リョーマに?」
「うん。明日バレンタインでしょ?日本では女の子が好きな人にチョコを贈るんだって。」
「へぇ。それでリョーマに贈るんだ。」
「うん。義理チョコだけど・・・・ってケビン?どこ行くの?」
「帰る。」
「ぇー・・・待ってよ。一緒に帰ろうよ。」
「ヤダ。」
「ケビン?」

あれ?怒ってる?私変なことしたっけ?
ちゃんとケビンの分も用意しているのに・・・・


バレンタイン当日


ふぅ・・・・男どもはかなり盛り上がってるわね。
欧米では男が好きな人に花(薔薇)を贈るのよ。
そういえば・・・ケビンはどこかしら。
せっかくチョコ用意しているのに・・・全くどこ行ったのよ!!

少し探し回ってケビンを見つけた。
一人で一厘の薔薇を見つめている。

「ケビン。その薔薇どうするの?誰に渡すの?応援してあげるわよ。」
「さぁな。」

何かいつもより冷たい。
何があったんだろ・・・・?

「ぁ・・・雪・・・」
「冷たいな。」
「でもとても綺麗。」
「・・・・・・」
「ケビン?雪降ってるし、外にいたら寒いでしょ?中へ行きましょ?」
「ヤダ」
「んー・・・仕方ないなぁ・・・じゃぁここで渡すわね。コレ。昨日家に帰ってから作ったのよ。」
「は?」

昨日家に帰ってからチョコを作りました。
本命チョコは手作りの方がいいって聞いたから。

「これね。リョーマの周りにいた女の子に聞いたの。本命に贈るときは手作りがいいって。」
「よく判んないんだけど?」
「だからね。私は手作りのチョコをケビンに贈りたかったの。コレ・・受け取ってもらえる?」
「ぁ・・・・うん。」

ちゃんと受け取ってくれた。
嬉しい。

「でもさ・・・昨日越前リョーマに・・・」
「アレは義理チョコって言ったでしょ?友達に贈るのよ。」
「はぁ?」
「昨日言ったでしょ?もぅ。ここまで言わないとわかんないの?私が一番あげたかった人はケビンなの!!」

んー・・・・ここまで鈍感だったかしら?
でもまだ気づいてないみたい。
だからね・・・・

「私はケビンが好きなんだよ?」
「・・・・・・」
「ずっと前から好きだったの。」
「・・・・・ハィ。」

ケビンは手に持っていた薔薇を差し出した。

「私にくれるの?」
「他に誰がいるんだよ!!」

すごい嬉しくて涙が溢れる。
こういうとこ私は弱いんだよね。
素直じゃないトコも好き・・・だからね・・・・どんどん溢れてくるの。

「な・・・なんで泣くんだよ。」
「溢れてきちゃっただけだもん・・・・」
「ッテ・・・俺が泣かしてるみたいだろっ!!」
「ん・・・・じゃぁ好きって言ってください・・・・・」
「・・・・・・・・・・」

無言の返事。
でもその後顔が近くなって耳元で囁かれる。

「・・・・I love you・・・・」

その後唇を塞がれる。
少しずつ離れていってケビンの指が目の近くにあたる。
涙をふき取り離れていく。

「わかっただろ?」

再び涙が溢れる。
でも・・・・・・『こくり』と頷く。
そして涙を拭いて言う。

「これからもよろしくお願いします。」



バレンタイン。
たくさんの誤解や気持ちの交差がある恋路。
でもそんな蟠りは雪のように真っ白なホワイトチョコが溶かしてくれる。
寒い冬でも口の中でとろけて甘い真っ白で雪のようなホワイトチョコレート。
大好きな人に贈ってみてはどうですか?



Happy Valentineday





後書


こんばんゎー。
それともこんにちゎ?
それともおはようございます?
まぁどれでもいいです★
ここまでこんなだ文を読んでくださり、ありがとうございました。
本当駄文ですみません。
こんなのですが感想をいただければ感動して踊りますよ♪(マテ
ここまでこんな駄文駄文しい小説を読んでくださり本当ありがとうございました。
そしてそして・・・書くの遅くてスミマセンでした。
ここでもぅ卒業の季節だよ。という突っ込みは無しで。
それでゎ無駄に喋り過ぎの後書で申し訳ございませんでした。
またの愛読をお待ちしてます。(?)

BY 瀬陰暗鬼

うわーバレンタインドキドキvv
ヤキモチ妬くケビンにも萌え〜ですねvv
ほのぼの的に結ばれた自分とケビン…本当に素敵なお話でしたvv
提供有難う御座いました!2005/3/13 氷雨のあ

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