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「スー・・・スー・・・」
規則正しい寝息・・・。
「スー・・・スー・・・」
・・・待て、誰だ。
オヤジもおふくろもいねーし。
ってか一緒に寝ねーし。
「スー・・・スー・・・」
そう言えば・・・昨日・・・。
「・・・・・ん・・・?ケビン・・・起きてるの・・・?」
「・・・・・。」


  Happy every day☆


「お前・・・何でここにいる。」

なんなんだこの女は。
いきなりオレの家に来て、「飯くれ」だの「泊めてくれだの」。
ベット貸してやったのにオレのベットで寝てるしよ・・・!
しかも、半分以上使ってるし。
・・・はぁ。と居ると・・・振り回されてばかりだ・・・!

「えぇ・・?昨日言ったじゃん。リョーマが全米オープンに出るからアメリカに」
「そういう意味じゃないっ!」

本心なのか、わざとなのか・・・。

「何で、こっちのベットで寝てるんだっ!?お前にはそっちのベットを貸しただろうっ!?」

そしたらは少し考えて。

目、潤ませて乙女ポーズ。
その・・・なんだ。
女の子らしさ、を前面に出して。

「・・・・・ケビンに会いたかったからだよっ・・・?」

・・・・・。
・・・・・確信した。
絶対わざとだ・・・!

朝食のために下に下りるオレ達。朝食まで食べてく気か。

「ケビン1人なの?」
「あぁ。は?リョーマの所に行かなくて良いのか?」

ま、朝食食べていくのかって聞いてるようなもんだけど。

「・・・・・・・」
「・・・何だよ、黙って。」
「・・・行っても、良いの?」

またからかいやがったなコノヤロウ・・・!

「あー行け行け。清々する。」
「っ・・・・・・・」

・・・何だよ、急に黙りやがって。

「・・・、朝メ・・・」


―――――からかってたんじゃないのかよ。
そうだと思ったから、オレも乗ったのに。
なのに・・・・・なんだよ、その顔。

「・・・なんだよ。」
「別にィー。ケビンはそう言う人なんだなぁー・・・って。」
「お前がいっつもオレのことからかったりするから、今回もそうだと思って言っただけ」
「―――――じゃぁ」

オレが全部言い終わらないうちに。
さっきとは違うマジな顔で。
オレが惚れた、その顔で。

「ホントは行ってほしくないの?」
「・・・・・・・あぁ。」

そしたらパッと笑って。
オレに抱きついてきた。

「わがまま言って・・・ゴメン・・・。リョーマと一緒にいても良かったんだけど・・・・・ケビンに会いたくて・・・一緒にいたくて・・・」

オレがアメリカに帰るときも泣かなかった、
コイツが初めて見せた涙。

「ケビン・・・会いたかったよぉ・・・・・!」
「・・・あぁ・・・オレも・・・会いたかった・・・」

そんなに長い間離れていた訳じゃないのに。
ほんの少しなのに。
何十年にも、何百年にも、相当する長さ。

その分の愛を込めて・・・
・・・・・甘い、キス。


「―――――前回は日本だったからな。」


涙とキスのせいで、目も顔も赤い
そんなの耳元で、そっと囁く。

「今回はアメリカ・・・オレの国だ。好き勝手にはさせない。今回はオレがお前を振り回す番だ・・・」

勝ち誇った顔でを見ると、
一瞬悔しそうな顔をし、その1秒後にはオレと同じように勝ち誇った顔でオレを見ながら

「あたしに・・・・・」

腰に回していた手を、首に変え(まぁ、首に抱きつく形だが。)

「勝てると思うな。」

久しぶりの・・・・・からの、熱いキス。
オレはそれに答え、それも深いものに変える。
感じる熱も、時折聞こえる声も、すべてが懐かしくて・・・・・
それでも、そんなに前のものじゃなくて。
ただ・・・ほんの少しだけ。
なのに。
なのに、懐かしいって思うってことは・・・それだけコイツが、オレに影響を与えてるってこと。
コイツが居ないと、オレはやっていけないってこと。



「・・・・・。」

朝の、不機嫌そうな第一声とは違う声で。
オレの、精一杯の甘い声で。

「・・・・・ケビンに名前呼ばれたの・・・久しぶり・・・
 みんな、名前で呼んでくれるけど・・・ケビンに呼ばれるのは、やっぱり特別だよ。」

満面の・・・最高の笑みで。

「・・・ケビン。」

オレが誰よりも、何よりも言ってほしいその言葉を。

「―――――愛してる。」
「―――――オレも・・・だ。」



お前に会えなかった日はずっと辛くて、ずっと暗かったけど。
それはこの日のためにあった日々。
この幸せの日のために。
きっとお前が傍にいる毎日は。
全部、幸せの日。


 - end -



あとがき

初投稿ですっ!こんなダメ文で良かったのでしょうか??
結局のところ、ヒロインとケビンは相思相愛、ってことを書きたくて、
それに、アニメとリンク・・・を考えたのですが、
イロイロおかしくなってしまいました。
みなさんが読んで、気分を悪くしたりしないと嬉しいです・・・。(弱気。

  藤森林子

いやいや、素敵な夢小説でしたvv有難う御座いますvv
ちゃんとアニメと合っていて大丈夫でしたよ★
にしても、素直なケビンもまた素敵vvvケビンサイド!万歳!20050224 氷雨のあ

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